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目指せ!トレランガール(仮)宣言

いつからだろう?鉄道マニアの女子を「鉄子」と呼ぶようになったのは、
日本史好きの女子を「歴女」(れきじょ)と呼ぶようになったのは。
マニアックな趣味も、言葉が変わることでメジャーになった。

それに「仏像ガール」「お江戸ル」という肩書きで活躍している女性もいる。
少し前なら、仏像愛好家、江戸文化研究家など言われていたはず。
伝統文化をポップに楽しんじゃおうという時代の流れを感じる。

マラソンの世界にも、美ジョガーなんて造語がある。
地味で苦しいスポーツという先入観をみごとに変える言葉。
「おしゃれに走る」というより、「走ることそのものがおしゃれ」という
価値感に影響を与え、ランスカ、ランドレなんてスタイルが登場し、
ランニングビジネスに活況をもたらした。

言葉は文化。

肩書きや造語の変遷は、社会学の論文が書けるテーマだと思っている。
と、ここまでは長い前置き。

実は、トレイルランニングにかんする本を制作することになった。
ある出版社に持ち込んだ企画書が採用された。
私は食の仕事もしているので、走ることと食もちゃんと結びつける。

昨日、神保町の「石井スポーツ」など登山ショップめぐりをしたのは、
市場調査とウインドブレーカー探しのためだった。

「石井スポーツ」には、茶髪で夏の海にいるようなキャミソールワンピを
着た20代の渋谷系女子2人が、登山用品のバーゲンに来ているのを見て、
これが「山ガール」なんだ!と心底驚いた。
そうそう山を登る若い女性のことを最近では「山ガール」と呼ぶ。

では、トレイルランニングをする女性を今ドキの表現にするには?
トレランガール? ガールは何歳までイケるかな? 
山走女(さんそうじょ)では、色気ないしなー。
アルバトロスにいるコピーライターさんにも相談してみよう。

名称はともかく、山のことも勉強していきたい。
アルバトロスにも登山部のご夫婦がいるし、トレイルランニングの先輩がいる。
義父母も山登りの達人である。身近な人にもアドバイスをもらいながら、
謙虚な気持ちでいい本をつくっていきたい。

明日は、トレランの聖地といわれる陣馬山を走ってくる。
ブログでは、本ができるまで制作裏話のように、
楽しんでもらえる記事を書いていくつもり。
目指せ!トレランガール(仮)宣言_d0122797_20141355.jpg

山の神様、どうか見守っていただけますように。

昨日購入した本や地図
『高尾山自然観察ガイド』茅野義博(山と渓谷社)
『高尾・陣馬』1:50,000の地図
『山が楽しくなる地形と地学』広島三朗(山と渓谷社)
『自然を読み解く山歩き』小泉武栄(JTBパブリッシング)
『山の自然学』小泉武栄(岩波新書)

Commented by ねね at 2009-07-19 00:18 x
トレイルランニングってSHUKASさんの話で初めて知りました。トレイル ランナー⇒トレラー??・・・これからブームが来そうなんですよね。是非ブームを呼びこんで下さい★ 走れSYUKASさん!
とは言っても自然が相手だから無理しないでね。
そそ、山の神さまと相談しながらね。
Commented by マドレーヌ at 2009-07-19 06:28 x
私もつい最近、登山女子の本を二冊読んで、ひそかに山がマイブームです。
登山は奥が深そうで、楽しそうですよね。
自然に対する謙虚な気持ちも大切だなぁ~とここ数日のニュースを見ながら思っていたところでした。
しゅかさんの製作裏話、楽しみにしています。
Commented by FUMI at 2009-07-19 09:54 x
謙虚な姿勢と努力、きっと山神様やマラソンの神様も応援してくれると思います。
健康にも注意しながら、安全第一で取材を進めてくださいね。
Commented by shukas at 2009-07-19 21:36
☆ねねさま
トレイルランニングは北米で盛んに行われるそう。アメリカでは愛好者が800万人いると聞きました。ランニングブームの次にくるのがトライアスロンで、もちろんトレランも。山を走るだけでなく、不整地を走ることが定義なので、自然公園などでもいいんですよ。
Commented by shukas at 2009-07-19 21:41
☆FUMIさま
ありがとう。安全第一を心がけてがんばります!
こわいのは日焼け。あと太ももが絶対たくましくなるだろうな。
またいろいろと報告します。
Commented by shukas at 2009-07-19 21:44
☆マドレーヌさま
私は新田次郎の山岳小説が好きで、ほとんど読破しました。山系でおすすめの本があったらぜひ教えてください。裏話もさっそくアップします。どうぞお楽しみくださいね。
Commented by マドレーヌ at 2009-07-20 10:43 x
新田次郎さんの山岳小説ですね。チェックしてみます。
ありがとうございました。(^^)

私が一番最近読んだのは、沢野ひとしさんの『山の時間』です。
これは沢野さんのイラストもとても良かったです。
あと登山女子関係は『悩んだときは山に行け!』と『山登りはじめました』の二冊、どちらもコミックエッセイに読みやすく、読んでてわくわくします、しかもデータがしっかり載っているので、こちらも魅力!いずれの本もオンライン書店ビーケーワンに書評を投稿していますので、良かったらご覧くださいね。書名検索で簡単に分かると思います。
Commented by shukas at 2009-07-20 22:24
★マドレーヌさま
3冊ともよさそうですね! ビーケーワンの書評も読んでみますね!
どれも読んでみたい♪ 
新田次郎さん、自然描写がみごとで気骨のある文章が好きです。
知らず知らずのうちに引き込まれていきますよー。
by shukas | 2009-07-18 20:30 | はしる | Comments(8)

フードライター大久保朱夏の暮らし


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