目指せ!トレランガール(仮)宣言
2009年 07月 18日
日本史好きの女子を「歴女」(れきじょ)と呼ぶようになったのは。
マニアックな趣味も、言葉が変わることでメジャーになった。
それに「仏像ガール」「お江戸ル」という肩書きで活躍している女性もいる。
少し前なら、仏像愛好家、江戸文化研究家など言われていたはず。
伝統文化をポップに楽しんじゃおうという時代の流れを感じる。
マラソンの世界にも、美ジョガーなんて造語がある。
地味で苦しいスポーツという先入観をみごとに変える言葉。
「おしゃれに走る」というより、「走ることそのものがおしゃれ」という
価値感に影響を与え、ランスカ、ランドレなんてスタイルが登場し、
ランニングビジネスに活況をもたらした。
言葉は文化。
肩書きや造語の変遷は、社会学の論文が書けるテーマだと思っている。
と、ここまでは長い前置き。
実は、トレイルランニングにかんする本を制作することになった。
ある出版社に持ち込んだ企画書が採用された。
私は食の仕事もしているので、走ることと食もちゃんと結びつける。
昨日、神保町の「石井スポーツ」など登山ショップめぐりをしたのは、
市場調査とウインドブレーカー探しのためだった。
「石井スポーツ」には、茶髪で夏の海にいるようなキャミソールワンピを
着た20代の渋谷系女子2人が、登山用品のバーゲンに来ているのを見て、
これが「山ガール」なんだ!と心底驚いた。
そうそう山を登る若い女性のことを最近では「山ガール」と呼ぶ。
では、トレイルランニングをする女性を今ドキの表現にするには?
トレランガール? ガールは何歳までイケるかな?
山走女(さんそうじょ)では、色気ないしなー。
アルバトロスにいるコピーライターさんにも相談してみよう。
名称はともかく、山のことも勉強していきたい。
アルバトロスにも登山部のご夫婦がいるし、トレイルランニングの先輩がいる。
義父母も山登りの達人である。身近な人にもアドバイスをもらいながら、
謙虚な気持ちでいい本をつくっていきたい。
明日は、トレランの聖地といわれる陣馬山を走ってくる。
ブログでは、本ができるまで制作裏話のように、
楽しんでもらえる記事を書いていくつもり。
山の神様、どうか見守っていただけますように。
●昨日購入した本や地図●
『高尾山自然観察ガイド』茅野義博(山と渓谷社)
『高尾・陣馬』1:50,000の地図
『山が楽しくなる地形と地学』広島三朗(山と渓谷社)
『自然を読み解く山歩き』小泉武栄(JTBパブリッシング)
『山の自然学』小泉武栄(岩波新書)
とは言っても自然が相手だから無理しないでね。
そそ、山の神さまと相談しながらね。
登山は奥が深そうで、楽しそうですよね。
自然に対する謙虚な気持ちも大切だなぁ~とここ数日のニュースを見ながら思っていたところでした。
しゅかさんの製作裏話、楽しみにしています。
健康にも注意しながら、安全第一で取材を進めてくださいね。
トレイルランニングは北米で盛んに行われるそう。アメリカでは愛好者が800万人いると聞きました。ランニングブームの次にくるのがトライアスロンで、もちろんトレランも。山を走るだけでなく、不整地を走ることが定義なので、自然公園などでもいいんですよ。
私は新田次郎の山岳小説が好きで、ほとんど読破しました。山系でおすすめの本があったらぜひ教えてください。裏話もさっそくアップします。どうぞお楽しみくださいね。
ありがとうございました。(^^)
私が一番最近読んだのは、沢野ひとしさんの『山の時間』です。
これは沢野さんのイラストもとても良かったです。
あと登山女子関係は『悩んだときは山に行け!』と『山登りはじめました』の二冊、どちらもコミックエッセイに読みやすく、読んでてわくわくします、しかもデータがしっかり載っているので、こちらも魅力!いずれの本もオンライン書店ビーケーワンに書評を投稿していますので、良かったらご覧くださいね。書名検索で簡単に分かると思います。
3冊ともよさそうですね! ビーケーワンの書評も読んでみますね!
どれも読んでみたい♪
新田次郎さん、自然描写がみごとで気骨のある文章が好きです。
知らず知らずのうちに引き込まれていきますよー。