奈良出張!
2009年 06月 19日
陽射しも強く、緑がいきいきとしていた。
午後から奈良県のある病院の栄養科を訪ね、病院食の取材を行う。
病院食はおいしくない、マズイというイメージがあるがそれをいい意味で裏切っていく管理栄養士さんたち。
ブログには詳しいことを書けないが、誕生日月には手作りのケ-キを焼いて出しているという話を聞いたときは胸にこみ上げるものがあり、涙目になってしまった。
病院で誕生日を迎えるというのは本人にとっては複雑な心境だと思う。そんな患者さんの気持ちに、手作りのケ-キでやさしく寄り添う栄養士さんや調理師さん。
食事を通して栄養管理だけでなく、病院という場でも心を通わせることができる。旬や行事を楽しんでもらうための工夫もいろいろ取材させてもらった。
病院だからこそ、健康なときよりも食事の意味も、食べる喜びも大きくなる。
病院食の可能性を感じるとともに、そうやって病院に風を吹かせたのは、最初はたった一人の栄養科長であったことにも勇気をいただく。