人気ブログランキング | 話題のタグを見る

美容院で語る、塩のきかせ方

「ふえるワカメちゃん」、これは私の中学時代のあだ名。
もともとクセっ毛で髪の量が多いので、ここ数日のように雨続きだと髪が膨張する。
中学時代は、3年間ど根性バレーボール部にいて、
ショートカットだったので、雨の日の部活後なんて見事にふえていたと思う。
クラスか部活の集合写真を撮ったときに、私のこんもりとしたヘアスタイルを見て、
友達がつけたあだ名がこれ。以来、髪にはコンプレックスがあった。

昨年、近所にドライカットという手法でカットしている美容院をみつけ、
そこに通うようになってから、クセ毛を生かしてワザとふくらませる
今のヘアスタイルに。それまでは自分の髪が嫌いだったけど、
コンプレックスを生かしてくれたことで、
自分の髪の毛を愛おしく想えるようになった。
これは、わたしにとって革命的な出来事。

その美容院の予約がようやくとれて今日カットに行ってきた。
1人で店をやっているので、店長と2時間ばかりを過ごすことになる。
私が食関係のライターをやっていることを知ったときから、
飲食店のサービスや料理について、いろいろ質問されるようになった。
美容院で語る、塩のきかせ方_d0122797_23384788.jpg


今日印象的だったのが、美容師さんが最近行ったイタリア料理やさんの話。
料理が可もなく不可もなく、味がしまってなかったと言う。
「なんでかなぁ?」と美容師さん。
「塩、足りないんじゃないですか?」と私。
「そうか、塩だ。塩もらおうかと思ってた」と美容師さん。
「どんな人がシェフですか?」と、さらに聞いてみた。
「料理をつくっているのは、女性ばかりなんだ。
オーナーは男性で、奥さんがサービスしている」と言う。

料理本の制作の仕事で、一流のイタリア料理店の厨房に張り付いて、
シェフが料理をしているところ追いかけていると、
塩の使い方がダイナミックだということに気がつく。
塩はうま味を引き出すもとだけど、多すぎれば塩っ辛くなる。
ギリギリの線を攻めていくところが、いかにも男性的で、
こういう仕事は、女性にはなかなかできないと思ったことがあった。

塩加減は、誰でも批評できるのでお店も一番苦心するところだろう。
サービスが行き届いている店だと、お酒を飲んでいる客の料理と、
飲まない客の料理の塩加減を調節するという話も聞いたことがある。

さんざん飲食店談義をして、最後には自分で焙煎しているという
コーヒー豆でコーヒーを煎れてもらったりして
リラックスした時間を過ごした土曜の午後だった。

※美容院に行く前に、近所で「犬のためのシャンプーサービス」という
ワゴン車を発見。ガラス越しに口を閉じられたゴールデンレッドリバーが、
めいわくそうな顔をしながら、ドライヤーを当てられているのが見えた。
猫のシャンプーサービスは、ないよね?
by shukas | 2009-05-30 23:48 | つぶやき | Comments(0)

フードライター大久保朱夏の暮らし


by shukas
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31