実山椒のゆで方
2009年 05月 21日
すっと鼻の奥に抜けていくすがすがしい香気。旬はわずか1週間ほど。
昨日、和歌山産の実山椒を近所のスーパーで見つけて
2パックほど買っておき、今日仕事を終えて
夜になってからゆでてアク抜きをした。
小枝を取り除く作業が思った以上に時間がかかる。
きれいに洗ってざるにあげると愛着がわいてきた。
鍋にたっぷり湯を沸かし、やさしく湯の中に入れ、
湯の表面がコトコトとするくらいの火加減でゆでる。
指の腹でつぶせるくらいのかたさになるまで6~7分が目安。
これは鮮度によるので、指でつぶしながらかたさを確かめるといいと思う。
いろいろ調べてみたところ、ゆでた後、
水を替えながら1時間ほど水にさらしてアクを抜く方法と、
半日から1日、水にそのまま浸してアクを抜く方法があるよう。
アクの強さは育ちによって違うので、そこは臨機応変に。
かじってみても、十分食べられるので、2回水を替え、
1時間ほど水にさらしてみた。水気をよくきり、
密閉式の保存袋に入れて冷凍庫で1年間保存できる。
まずは手始めに2カップほどの実山椒を鍋に入れ、
日本酒1/2カップ、しょうゆ1/2カップ、みりん大さじ1を加え、弱火にかけて、
山椒の佃煮をつくっている。夜が更けているというのに
家のなかは佃煮の香りでいっぱいだ。汁気がなくなるまでもう少し。
ブログを書いているうちに焦がさないようにしなくては。
まだゆでたものが2カップほどあるので、ちりめん山椒をつくろうか?
牛肉のステーキを焼いて、山椒のソースにしたり、
ウナギの蒲焼と山椒の混ぜご飯にしてもおいしいそう。
タイのあらの吸い物に落としても合うかもしれない。
冬になったら鴨肉と下仁田ネギと山椒の鍋がつくれる。
どれもこれも冷酒がおいしく飲めそう。いろいろ想像が広がる初夏の夜。
■RUN■
ゆでた実山椒を水にさらしている間に10km。
山椒の香りの効果で集中力ばっちり。
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