「第13回 東京シティマラソンRUN&WALK」で、初めてハーフマラソンを走った。
会場はふだん練習している皇居(1周4.98キロ)の周回コース。
4周した後、二重橋前で折り返し、桜田門前の時計台まで21.0975kmを走る。
約3カ月ぶりの腕試し?脚試し?目標タイムは2時間切りだ。
フルマラソンのスタートから30分後の午前10時に250人がスタート。
わずか30秒後、いきなりのアクシデント。
一瞬よそ見をしていたら鉄柱に左膝をぶつけ、後続の選手が団子のようになり、
男性に右足を踏まれた。スタート直後に混乱させてごめんなさい。
負傷リタイアだったらどうしようと、一瞬ひやっとしたが、だいじょうぶ。
1周目 26分30秒 予想タイムより早め
2周目 27分02秒 少しペースを落として調整
タイムはいいのだけど、体が重くてスピードがあがってこない。
そうかといって、ガクッと脚が止まる気配もない。
打撲した膝も心配だったので、早く走ることより、
できるだけ慎重に体を前へ運ぶことに集中した。
このマラソン大会を主催しているのは、
NPO法人日本スポーツボランティア・アソシエーション。
わたしの両親世代よりも上の方たちが中心となって
コース整理、タイム計測、給水所、荷物受付などの大会運営を行っている。
「2070番、イケるよ~、走り方、軽い、軽い!」
「大阪のおばちゃん」みたいなボランティアさんから声援を受けた。
あかるくて力強い声が、体の奥ににどーんと入ってくる。
3周目 27分30秒 少しタイム落ちる
ここまで来たら、時計は見ずに気持ちよく走りきることを考えよう。
4周目 27分47秒 そんなにタイム落ちてない
4周目が終わり、二重橋までが遠かった。
少しだけ胃が痛み、気温が高くなってきたせいか
頭の中が真っ白になっていた気がする。
前に女性が1人走っているのが見え、その人の背中を見ながら
脚を前に進めていく。あともう少しだ。
ようやく二重橋前まできて、さあ折り返えそうというときに、
さっきの「大阪のおばちゃん」が「あんた、女性で10位くらいだよ!」と言う。
「えっ、10位!」
私のすぐ前にも女性がいたので、その人に言ったのかもしれないが、
そちらにしても、予想もしていなかった順位を聞いて元気になる。
なんてことだろう。とにかく前に、前に。一度は前の女性を抜いたものの、
あと30メートルというところで抜き返された。再び追い抜くスタミナは残っていない。
手元の時計で1時間55分22秒でゴール。
胸にこみあげてくるものがあった。
ゴールテープをきって、完走証をもらったときも別の人からも
「女性では10位くらいですよ」と言われた。
全体では68位(250人中)。本当に女性では10位か11位だったのだろうか?
20位の聞き違い? 正式な記録は、数日後にネットで確認できることになっている。
走った後は、取材をしてみた。

▲ゴールの様子。タイムを読み上げる男性の声と
ゴールテープ係の「おめでとうございます」「おつかれさま」の声が響く
フルマラソンの男子1位は、2時間51分くらい。
上下とも菜の花色のウエアが似合う50代。右手人差し指を天高くあげ、ゴールしていた。

▲ハーフマラソンの表彰式風景。
男子1位の人は、私が3周を走り終わったときにゴールしていた
女子2位のモデルさんみたいにキレイな人の目に涙が光っていたのが印象的

▲フルマラソンのトロフィーを撮影させてもらった。
中越地震の震源地の倒木からつくったカップだという。
「世界でひとつだけのカップだからね、
金ピカとか銀ピカなんていうのより、いいでしょう?」と宇佐美会長。
この気持ちの温かさよ。
第14回大会は11月8日(日)に開催。
ナハマラソン1カ月前の調整にいいかもしれない。
給水所(和気清麻呂像前)には、水、スポーツドリンク、あんぱん、クリームぱんがあった。
今日は暑くて食欲が出なかったが、次はクリームぱんを食べたい。
■朝ごはん■
玄米、餃子1個と野菜のスープ、納豆、バナナ
※走る30分前にゼリー状のエネルギー飲料1つ。

本日が大会だったのですね。好成績すばらしいです。
女性での順位がわかったら、またぜひ発表してくださいね。

いい天気で過ぎて、マラソン日和ではなかったかな?
スタートのアクシデントで・・・と始まったので心配しながら読み進めました。が!!
目標達成とは、おみごとでした!やはり目標を達成した気分はどんな感じでしょうか。
また、大会のトロフィーなど撮影する取材力はお見事ですね。なかなか写真を撮るタイミングって難しいと思うのだけれど。
次の、レポートも楽しみにしています。
ありがとう。初ハーフだったので新鮮でした。千鳥ケ淵の菜の花、とってもきれいでした。
コメントありがとう! うれしいです。気になるイタリアンのお店に行き、乾杯はプロセッコにしました。こういうときは、やっぱり泡モノ でしょう。
目標達成の気分は、静かにとってもうれしいという気分でしょうか。
楽しく読んでもらえてうれしいです。
トロフィーは、宇佐美会長さんと雑談したあと、撮らせてもらいました。
アットホームな大会だったからね! ストーリーのあるトロフィーだったし。また次の目標を立てて、日々精進しまーす。

トロフィー、素敵だよね! 開会式で「私たちもがんばりました。みなさんもがんばってください」と、どなたかがマイクで挨拶していたので、現地にボランティアスタッフさんがいたんだと思います。あのカップが販売されていたら購入したかったな。新しい命、宿って6人の自宅にいるでしょう。