認知症介護の体験談とおかずレシピを『栄養と料理』で紹介
2016年 05月 15日
「認知症に向き合うヒント」。
私は「認知症の母といっしょに食べる日々のおかず」で
体験談を執筆し、手軽にできるおかずのレシピを紹介しました。
監物編集長から依頼があったのが1月。
編集担当の浜岡さんと船本さんと丁寧なやりとりを重ねてきました。
難しいテーマですが、「認知症」の早期発見に役立つ
チェックシートをはじめ、編集力を感じる一冊になっています。
⚫わたしが一番伝えたかったこと
適切な服薬が大前提ですが、一番伝えたかったのは、
「食のちから」と「言葉のちから」を生かした介護です。
夫と愛猫と離れ、実家で母と同居して介護するようになって9か月。
母の体調はよくなり、「これ以上元気になったら困る」と
本人がいうほど、自覚もしっかり出てきました。
認知症の介護に、食事がそんなに関係あるの?と思う人がいるかもしれません。
便秘になるとわたしたちもイライラしたりしますよね?
認知症の人はその不快感が、さらに強調されてしまうのです。
落ち着きがなくなったり、妄想や幻聴になったりしてあらわれます。
だから、便秘予防は認知症介護の
そして「わあ!おいしそう」という
認知症の母の言葉や行動を観察し、味付けや食材を工夫しました。
特別なことはせずに、食卓を充実させるちょっとした工夫があります。
あれこれと母の面倒をみなくてはならないし、
仕事もあるので、介護者であるわたし自身の
調理の負担を減らすことも考えながら、毎日のおかずを作っています。
誌面にも書ききれないほどあるのですが、
母がネガティブな言葉を言ったら、
即座にポジティブな言葉に変換していくという工夫をしました。
これは根気がいりますが、確実に「変わります」。
⚫お願い
認知症の話題は、暗い内容になりがちですが、
希望が持てる内容になっていますので、
身近に認知症介護をしている人がいましたら、
『栄養と料理』の特集をぜひ紹介してください。
3冊買って、家族に配りました!という方もいました。
「立ち読みできなかったよ。素晴らしい内容だね!」と
お世話になっている方から、電話をいただきました。
早くも売り切れになっている書店もあるよう。
ブログを読んでくださった方の感想も
コメント欄に寄せていただけるとうれしいです。
Facebookに届いた感想は、改めてブログで紹介したいと思います!