朝2時に起きてしまった母は、デイサービスのお迎えの電話があったと言い、コートを着て、
ザックを背負い、帽子と手袋をして4時から玄関へ。
まだ暗いよといえば、電話があったと言い、
玄関にいた冷えるよといえば、寒くないという。せめて座って待つように言うと、しばらくは座るが、また玄関へ。
声を荒らげても、なだめても、おどけてもダメ。こんな「悪魔」に取り憑かれたような日もある。
こういう日は何を言ってもダメだと分かるんだけど、玄関にいるのを見逃すわけにもいかないという、本当に厄介な状態です。
同じ行動を繰り返す症状は、常動行動といって、認知症の周辺症状のひとつ。
それに現実と合わない妄想が合わさり、
意思疎通ができない。
骨が折れても歩く人がいると
本で読んだように、異常な興奮状態なんだと思う。
散歩に行くと憑き物が落ちるような日もあるので、出かけてみるが、やっぱりダメ。
薬を飲ませると落ちつく日もあるが、
昨日は効果はすぐには感じられなかった。
こういう日は、外で仕事があると救われる。