おもてなしの達人!ハイケイマイスター前田さんに聞く
2015年 07月 25日
国頭村公認、ハイケイマイスターの前田浩也さんにハイケイのあれこれを聞きました。
―ハイケイを食べて何年になりますか?
前田 ハイケイは小学校低学年の頃から食べていました。かれこれ37年間ハイケイを食べています。子どもの頃に食べていたハイケイはとてもかたく、あごがかなり鍛えられましたよ。実家が建設業で毎月給料日には、必ずハイケイ会をしました。従業員がハイケイにがぶりつき、オリオンビールと泡盛を飲みながら、たわいもない会話で盛り上がっている様子を見て育ちました。
―国頭村では昔からハイケイを食べる食文化があるのですか?
前田 ハイケイは卵を産み終わった鶏で、廃棄する鶏と書いて廃鶏(ハイケイ)。親父の子ども時代には地元の養鶏場からもらったハイケイを自分たちでさばいて炭火焼きで食べていたそうです。
―焼き方のコツを教えてください。
前田 ハイケイは脂が多く煙がたくさん出るので、肉のうまみを引き出しながら焼くのが難しいんです。炭火焼きで脂が落ちると、すぐ火が強くなるのでペットボトルに入れた水で消火しながら、塩、こしょうで味つけします。飲みながら、会話しながらハイケイを焼くには、かなりの経験が必要です。ハイケイ以外にソーキ肉と豚の三枚肉も焼いたりします。
―焼き方はどうやって覚えたのですか?
前田 焼き方は先輩達と一緒に焼きながら覚えました。私も最初の頃は焼き方がヘタだとよく建設業の従業員にドヤされていましたが、今は、「まーさん(うまい)」と言ってくれます。ベテラン達に言われると、かなりうれしいものがありますね。
―1年に何回くらいハイケイ会をしているのですか?
前田 昔から、国頭村の飲み会は「ハイケイしよ~」が合言葉です。ビーチパーティーや、同級生の飲み会、給料日、イベントでの交流会、慰労会、反省会などなど年30回以上はやります。今や国頭村のおもてなしもハイケイ会です。家の庭先でよくハイケイしますね。
―8月12日にレストラン「六本木農園」のテラスでハイケイ会をすることになりました!
前田 東京でハイケイ会をやるのが夢でした。いつも自分たちがやっている「そのまんまのハイケイ会」をぜひ東京で体験してください。国頭村から自分のほかに3人のハイケイマイスターが東京に行き、みなさんをおもてなしします。すごいことしますね、国頭村(笑)。
ハイケイ以外の国頭村の特産品は、「六本木農園」のシェフが料理してくれます。どんな料理になるのか、自分も楽しみです。
― 最後にマイスターとしての信条を教えてください。
前田 年をとってもハイケイにがぶりつきたいです!
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「国頭村ハイケイ会in六本木農園」
8月12日(水)19:00~21:00
場所 六本木農園 http://www.roppongi-nouen.jp/
港区六本木6-6-15
会費 5,000円(料理、ソフトドリンク・アルコール・泡盛飲み放題付き)
定員 50人
参加申込み
① FBのイベントページからhttps://www.facebook.com/events/1621721364774282/
②【ハイケイ会参加申し込み】とタイトルをつけて、
お名前(参加者すべて)代表者の電話番号とメールアドレスを記載の上、
studio-amu@jcom.home.ne.jp 大久保朱夏までメールにてお申込みをお願いします。
締め切り 7月31日(金)****************************