目指すは天城峠!伊豆山稜線歩道トレイルランニング
2009年 10月 29日
これも大事なお仕事。どうかご容赦を。
昨日、OSJが主催するトレランツーリングイベントに取材を兼ねて参加し、
簡単には行けない深いトレイルに入り、絶景の中を走ってきた。
走ったのは伊豆山稜線歩道。修善寺駅に8時45分に集合し、
9時10分のバスで戸田峠へ上がり、スタート。
1枚目の写真は伊豆山稜線歩道に入ってすぐ、眼下に広がる駿河湾。
一緒に走ったのは主催者の滝川さんをはじめ男性5人、
女性はわたしも含めて3人の計8人。スタート前に参加者紹介があって、
覚悟はしていたけれど、ほとんどがトレラン中・上級者だった。
右手に駿河湾が広がり、背後には富士山が見える。
風のない晴天。尾根を走るにはちょうどいい天候だと思う。
天空へ続くような道。
何度か車がほとんど通らない西伊豆スカイラインを走って山をつなぐ。
走り出しがいつものごとく重たい。
少ししか走れないし、歩きでもついていけない。
木段の上り下りのコツを教えてもらい、試しながら進む。
複雑な道に対して、効率よく体を使うのが、トレランの走り方だ。
「だいじょうぶ?」と聞かれて、「がんばってます」と答えると
「がんばらなくていいから」
「リラックス、リラックス」と皆さんが言ってくれる。
自然の中では、あるがままでいくしかない。
遠くの山までトレイルが続いているのが見えた。
戸田峠を出発し、目指すは天城峠。
船原峠→吉奈峠→南無妙峠→土肥峠→宇久須峠→風見峠→仁科峠・・・・。
徒歩で10時間かかる道程のため、ハイカーはいない。
山道で会ったのは、男性1人だけ。
仁科峠までは開放的な尾根道が続き、
そこから先はブナなが生い茂る幽玄な森になる。
落ち葉はサクサクとしていて、清々しい秋の香りがした。
猫越峠手前にある火口湖。音が吸い込まれていくような神聖な湖。
次の一歩をどこに出せばいいのか迷う道は、
走るのに必死で写真がない。
滝川さんが言う「走れるトレイル」は、
「走りやすいトレイル」とは違うことを走りながら知る。
「慣れてくれば楽しく走れるよ」と明るく滝川さん。
みんなからも「感性で覚えて」「少し転べば分かる」と激励される。
後半はゆっくりながらも、持続して走れるようになってきた。
私の後ろを走り、さりげなくサポート隊になってくれた方がいたのは
有り難かった。「落ち葉は滑るから気をつけて」
「もう終わりと思ったときに気を抜くと危ない」という
的確なアドバイスがあったおかげで、無事に走りきれた。
猫越峠→ツゲ峠→滑沢峠→旧天城峠→天城峠(ゴール)
全部で11の峠を越え、天城峠にたどりつく。ふぅ。
総走行距離はトレイル最長の31キロ、7時間。
一日中、山の中にいた。
終バスの1本前、17時14分修繕寺行きのバスに乗ることができた。
高尾山陣馬山を27km走ったときよりも元気、疲労はあるけど脚は痛くない。
修善寺まで戻り、もう一度バスで修善寺温泉の町営温泉に行き、
温まり、バス停前の売店で買った缶ビールでカンパーイ。
このために走っているようなもの。
締めは修善寺駅前の串焼き・釜飯の店「ほおずき」で、
山を一緒に走った仲間と食事をした。
またどこかの山で会いましょう。ありがとうございました。
補給食memo
パウンドケーキ(自家製ケーキを差し入れてくれた方がいた)、
小さく握った梅入りおむすび6個、パワーバー3本、
アミノバイタル2本、茎こんぶ、フライドポテトのスナック、
水1.25リットル、スポーツドリンク500ml
りんご1個(帰りのバスで丸かじり)
※水はギリギリ、チョコレートがほしくなった。
行きたいところが増え続けていくばっかで、困ったもんです(笑)
31km、お疲れ様でした!
山に行くたびに、みんなと走ったら楽しいだろうなぁと想像してしまいます。伊豆はハードですが、ぜひ体験していただきたーい。次、どうしましょ?
どんどんパワーアップしている朱夏さん!
ワクワクしながら拝見しています。
先日のこと、NHKだったかエベレストのトレイルを放送していましたよ。
いつかは朱夏さんも海外へ…。
そしていつかは私も朱夏さんと山へ行ってみたいな…。夢の一つ。
ワクワクしますか?よかったぁ。うんざりしている人もいるので(笑)。私はもちろんワクワクしますよ。海外は考えていませんでした。夢ですね!
帰りの電車では示唆に富んだお話を聞かせてくださり、ありがとうございました。当日は走りきることしか考えていませんでした。みなさんのおかげです。ワンダー×ワンダーですね。見てみます。またよろしければブログに遊びにきてください。またご一緒しましょう。
伊豆は尾根フェチのTomo2009さんに走っていただきたいコースです。なかなか行けない場所だからこそ価値があります。来春に計画しましょう。新しいトレイルも紹介してください。ドMとしてついていきます(笑)。青梅高水も行きたいし、予定いっぱいです。