桜餅をつくる
2009年 03月 28日
手土産をどうしようかと悩み、桜餅を作ることにした。
桜餅は簡単に説明すると、薄力粉・白玉粉・砂糖・水・色粉を混ぜてたねを作り、
フライパンで焼き、あんこを包み、塩漬けにした桜の葉でさらに包む。
いくつか桜餅のレシピを比較してみたところ、
最も親切でポイントが簡潔に書かれていたのが、書棚にあった
『ほーむめいど和菓子』金塚晴子著(文化出版局刊)だった。
あんこのグラムや桜餅の皮のサイズまで丁寧に書かれ、
たねのやわらかさの加減まで、玉じゃくしですくって「の」の字を書いて
最後に消えるくらいと説明が添えてあり、イメージしやすい。
料理書の編集やライティングをしていていつも悩むのは、
親切さと簡潔さのバランスだ。言葉の「さじ加減」といえばいいだろうか。
初めての桜餅づくりには、料理書を編集する上でのヒントがたくさんあった。
さて、正午過ぎから本に書いてある通りにやってみて
一番難しかったのが皮の焼き方。
レシピに書かれている「11センチ×6センチ」の長小判形を作るのに四苦八苦。
ふと小学5年生のとき、クレープづくりに夢中になっていたことを思い出し、
その記憶を総動員してからは順調に、きめ細かい皮が焼けるようになった。
無事に20個の桜餅のできあがり。
夜になっても台所には、桜の香りがふんわりと漂っている。
桜の葉の塩漬けが残っているので、もう一回作ってみよう。
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