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料理の面白さって?

先日、ある方から「料理の面白さって何?」と聞かれた。
とっさに「組み合わせの面白さ」と、答えた私。
こんなときにもっといい説明があったような・・・と大抵、後日思いを巡らせる。

確かに食材や調味料の組み合わせによって、無限な味が生まれる。
実は4歳くらいのときから、「これとあれを組み合わせたらいいよ」
なんて、新しいメニューを母に提案していたし、
そういったことには、ずっと関心が強かった。

食感を組み合わせることも楽しい。
やわらかいもの×シャキシャキしたもの。
コリコリ×ぬるぬる。

それから、料理の世界に身をおいていると、
手で生み出すことの素晴らしさを思う。
料理やお菓子の世界で働く人や、
農家のお母さんたちの手技を見ていると、
同じ手であるとは思えないし、
少しでも近づいてみたいという気持ちになる。

そういえば、山梨の叔母は「手間をかける喜び」と料理の喜びを語っていたが、
私はまだまだ、そんなことはとても言えない。

「組み合わせの面白さと、手から生まれる尊さ」。
今日のところは、これが答え。

今夜はキャベツと鶏肉のカレー、おくらのおひたし。
Commented by Kusa at 2008-07-09 01:16 x
先日能登の祖母の家へ。腰もまがり小さくなった体でわたしのために料理を作ってくれる。おいしいおいしいと言って食べていると「悪くないでしょう」と笑う。
わたしにとっても料理の醍醐味は食べてくれる人の喜ぶ顔かな。それを見るとやっぱりうれしい。
イカをさばいていた祖母のしわしわの手、うんと働いてきた立派な手だった。
Commented by shukas at 2008-07-09 21:01
KUSAさま
喜んでもらえると、本当にうれしいよね!
漁師町に生きたおばあさまの手、写真に撮ってみたいですね。
by shukas | 2008-07-08 23:34 | つぶやき | Comments(2)

フードライター大久保朱夏の暮らし


by shukas
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