年内最後にひとがんばり。
夫に母の面倒を頼み、一泊の出張へ。
SHARPのホットクックの料理講座を担当してきました!
翌日、蒲田に通院。母の明るい様子をみて、
主治医も看護婦さんも、かなりよくなったね!と喜んでましたが、目標はさらに高いところにあるみたいです。まだまだ時間がかかりそう。
京急蒲田は、中華屋さんが充実しているので、
滅多に食べないラーメンをランチに。
味はいいのですが、塩気が強すぎて、
食べきれませんでした。
母は五目あんかけ焼きそばを完食。
71年の人生でもっともよく食べているのではないかしら。
そう、認知症患者は赤ちゃんと同じと
思う人も少なくないのですが、身の回りのことがうまくできなくても、自尊心が高い立派なオトナ。ここが一番厄介なところだと思います。
先日、デイサービスのお迎えの人に、
私が「朝風呂をしたので、カラダが軽くなったそうです」と、伝えました。
とっさの会話に戸惑ったのか「目が覚めましたか?」と返すのです。
この一言で機嫌がよかった母が烈火のごとく怒り出しました。寝ぼけてなんてない!!。
お迎えの人も、いきなり怒られてびっくりしたと思います。気分も落ち込むはずです。
大学のときに、老人の会話は、反復する会話で成り立ってると、文学作品から学びました。
お迎えなど、短いコミュニケーションの時間であれば、本人が発してる情報を反復すればいいと思うのです。
「カラダが軽くなったんですね」
「朝風呂に入ったんですね」
目の前にある情報を反復してくれるだけで、
本人も介護者も家族も三者がハッピーに、
一日をスタートできます。
デイサービスのお迎え時間は、
認知症患者にとって、どこにいくのか分からない不安、毎日お迎えの人が違う、荷物の準備は大丈夫か?寒いのか?暑いのか? トイレは?
靴も履かないと、と、一気に情報が入ってきてかなり混乱してる時間です。 パニック状態に近い。
一方、お迎えの人は、少しでも早く利用者を
バスに乗せたいと気持ちが焦る時間です。
どちらの立場からみても、
おはようございます!という笑顔と、
反復する会話で十分なのです。