銀座の隠れ家・そば屋へ
2011年 12月 15日
「銀座においしい蕎麦を食べに行こう。今晩空いてるかい?」と電話があった。
銀座の路地裏にある「木挽町湯津上屋」へ。
小さな店内にはほどよい緊張に満ちていて、
自然にすっと背筋がのびる。
坊主頭の主人が、1人で切り盛りしているようだ。
板わさ、鴨焼き、卵焼きをつまみにして、
ぬる燗をいただき、とろろそばを食べた。
繊細な舌触りで、香りのよい蕎麦。
その後、「もう少し飲もう」という話になり、
今度は私が案内役になり、銀座の老舗バー「ルパン」へ。
数年前に編集者の先輩が連れていってくれた店。
かつて太宰治が座った席もある。
ジャックローズと生ビールを飲んだ。
「君のお父さんが好きそうな店だなぁ」と田中さんが言った。