中国広し、深し ~お酒編~
2010年 11月 18日
少々時間があいてしまったが、ようやく「お酒編」を。
中国で乾杯は「干杯(カンペイ)」と書き、
本来一気に飲み干すことを意味する。
自分でお酌をすることはもちろん、
一人でゴクグクとお酒を飲むのはマナー違反。
「乾杯しましょう」と目を合わせてお誘いして、
お互いに飲み合うのが中国式。
「カンペイ」とすすめられたら
「カンペイ」と受けて飲み干さなくてはいけない。
▲白酒の原料はコーリャン、トウモロコシ、米、オオムギ、こうじ。
桂林では写真の「白酒」(パイチュウ)という
蒸留酒を飲む。アルコール度数は43度~56度!
ビールも出てくるが水のように感じる。
初日は日本人と日本企業に勤める中国人と「カンペイ」のリハーサル。
これでマスコミツアーの中でお酒に弱い人、ある程度飲める人、
強い人が誰なのかがよーく分かった。
いざ2日目の大宴会では、中国人が大勢集まってきて、
「カンペイ」「カンペイ」の大合唱。女性だけ、男性だけ、
僕とふたりで、なんて手をかえ品をかえていつまでも続く。
宴席は、肝臓の強さを競うような戦いの場。
女性は小さな杯でも許してもらえたので、
簡単につぶれる訳にはいかないと気合いが入る。
何度か宴席を経験すると、中国人に多めに飲んでもらう
姑息な技も身につけることができ、2日酔いになることもなく、
連日の熱いおもてなしを堪能することができた。
言葉が通じなくてもお酒を飲んで、食事をし、笑っていると
なんとなく親しみがわいてきて、気持ちが通じ合う。
乾杯は偉大。
桂林空港で中国人の皆さんとお別れするとき、
にぎやかなカンペイがなくなると思うと、さみしい気持ちになった。
(と、書いているのを見られたら、
中国人の先生方が来日したとき呼ばれそう・・・)
★おまけの写真は、羅漢果の畑にてちかこさんと。
お仕事でお世話になっていて、マラソン仲間でもあるちかこさんと。
桂林で2日間、朝6時からジョギングをしたのはよい思い出になった。
それにしても「カンペイ」は通じるのに、
「豆板醤(トウバンジャン)」はさっぱり通じなかった。
中国、また行きたい!