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中国広し、深し ~お酒編~

中国から帰国して、お料理のお仕事があったりして
少々時間があいてしまったが、ようやく「お酒編」を。

中国で乾杯は「干杯(カンペイ)」と書き、
本来一気に飲み干すことを意味する。

自分でお酌をすることはもちろん、
一人でゴクグクとお酒を飲むのはマナー違反。
「乾杯しましょう」と目を合わせてお誘いして、
お互いに飲み合うのが中国式。

「カンペイ」とすすめられたら
「カンペイ」と受けて飲み干さなくてはいけない。
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▲白酒の原料はコーリャン、トウモロコシ、米、オオムギ、こうじ。

桂林では写真の「白酒」(パイチュウ)という
蒸留酒を飲む。アルコール度数は43度~56度!
ビールも出てくるが水のように感じる。

初日は日本人と日本企業に勤める中国人と「カンペイ」のリハーサル。
これでマスコミツアーの中でお酒に弱い人、ある程度飲める人、
強い人が誰なのかがよーく分かった。

いざ2日目の大宴会では、中国人が大勢集まってきて、
「カンペイ」「カンペイ」の大合唱。女性だけ、男性だけ、
僕とふたりで、なんて手をかえ品をかえていつまでも続く。

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宴席は、肝臓の強さを競うような戦いの場。
女性は小さな杯でも許してもらえたので、
簡単につぶれる訳にはいかないと気合いが入る。

何度か宴席を経験すると、中国人に多めに飲んでもらう
姑息な技も身につけることができ、2日酔いになることもなく、
連日の熱いおもてなしを堪能することができた。

言葉が通じなくてもお酒を飲んで、食事をし、笑っていると
なんとなく親しみがわいてきて、気持ちが通じ合う。

乾杯は偉大。

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桂林空港で中国人の皆さんとお別れするとき、
にぎやかなカンペイがなくなると思うと、さみしい気持ちになった。
(と、書いているのを見られたら、
中国人の先生方が来日したとき呼ばれそう・・・)

★おまけの写真は、羅漢果の畑にてちかこさんと。
中国広し、深し ~お酒編~_d0122797_14315595.jpg

お仕事でお世話になっていて、マラソン仲間でもあるちかこさんと。
桂林で2日間、朝6時からジョギングをしたのはよい思い出になった。

それにしても「カンペイ」は通じるのに、
「豆板醤(トウバンジャン)」はさっぱり通じなかった。

中国、また行きたい!
by shukas | 2010-11-18 14:37 | たべる | Comments(0)

フードライター大久保朱夏の暮らし


by shukas
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